どうもオタクです。ランクマッチシングルシーズン9に於いて最終3位を記録する事が出来たので記事にします。前期の構築をベースにしている事と来期のシングルでは殆どのポケモンが使用禁止な為、簡単に書いていきたいと思います。
p.s.思っただけなのでなんか4,000字強になりました…
【構築経緯】
1.エースバーン+ゴリランダーを主体とした対面構築の増加、HBカバルドン+ポリゴン2を主体としたサイクル構築の増加から、前期使用したドラパルト(ギャラドス)+ジバコイル+@1の選出で勝ち切れると判断したので、それら3匹を採用しました。
2.上記3匹を主体とした選出をするとウーラオス(特に一撃)が非常に重くなってしまうので、それらへのメタとしてゴツメトゲキッスを入れました。ダイマ+ミミッキュ+ウーラオスの並びを自然にメタれる(後述)のも評価点です。
3.電気の一貫を切っておかないとパッチラゴンがどうしようもなく重くなる為、地面枠としてドサイドンを入れました。構築単位でエースバーン/トゲキッスに多少厚めになる(前者は特殊の牽制、後者は朝の陽射し牽制)事と受け回しに多少強めなのもポイントです。
4.ドラパルトとリザードンが重めだったので、最後に穴埋めとしてHDガオガエンを入れて完成です。
【コンセプト】
・ジバコイルで全部倒す
・耐性を活かした三角交換+ダイウォールでダメージレースを制す
【並び(レンタルはそのうち消します)】
レンタル消しました
【個体紹介】
ドラパルト@残飯 クリアボディ
陽気:108-236-4-0-12-148
実数値:177-170-96-×-97-199
技構成:ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/竜舞/身代わり
-調整
・H=16n+1
・A1↑ドラゴンアローで155-95エースバーンを高乱1
・ドラゴンアローで175-120ウーラオスを高乱2
・ゴツメダメ+A1↑Dドラゴンアローで175-120をウーラオス確定
・B<D
・S1↑準速トゲキッス抜き
・S1↑時、S2↑最速ギャラドス抜き
ジバコイル@拘り眼鏡 アナライズ
控えめ:220-0-0-76-212-0
実数値:173-×-135-176-137-79
技構成:放電/ボルチェン/ラスカ/鉄蹄光線
-調整
・くりぷとんさんの記事(http://krypton323.blog.fc2.com/?no=25)から拝借しました
・S8と同様
ギャラドス@オボンのみ 威嚇
意地:244-76-84-0-4-100
実数値:201-170-110-×-121-114
技構成:滝登り/飛び跳ねる/アイへ/竜舞
-調整
・A1↑D滝登りで215-187カバルドンを11/16の乱1(この場面は殆どないので乱数をかなり妥協)
・A1↓A168珠エースバーンのD飛び跳ねるで14/16でオボンを食べる
・S1↑で最速100族周辺抜き、耐久ヒトムを大体抜けるライン
トゲキッス@ゴツメ 天の恵み
図太い:244-0-36-0-0-228
実数値:191-×-132-140-135-129
技構成:エアスラ/マジフレ/悪巧み/朝の陽射し
-調整
・流用個体なので明確な意図なし
・B<Dで耐久高め
・大体の耐久ミミッキュを抜けてそうなくらいまでS振り
ドサイドン@弱点保険 ハードロック
意地:4-28-4-0-220-252
実数値:191-180-151-×-103-92
-調整
・A2↑Dロクブラで珠ダメ1回+砂ダメ2回込み326-95ドラパルト12/16の乱1(珠特殊ドラパルトに突っ張る言い訳ができる程度)
・C167珠ドラパルトのDドロポンをダイマ時13/16耐え
・準速(エアームド、アーマーガア意識)
ガオガエン@フィラのみ 威嚇
生意気:244-0-148-0-116-0(最遅)
実数値:201-135-129-100-137-58
技構成:DDラリアット/嫉妬の炎/守る/捨て台詞
-調整
・A1↓A168珠エースバーン(リベロ)の飛び膝蹴り確定耐え
・C161珠リザードンのD暴風+D暴風(守る貫通)で混乱実確定発動
・最遅
【解説/補足】
・ドラパルト
調整を少し弄ったこと以外は前期の続投枠です。ポリゴン2を誘う枠その1で、身代わりで様子見をしつつジバコイルを着地させたり、身代わりでアドを稼ぎつつ自身を通しに行くのが仕事です。
連撃ウーラオスの処理ルートが増えた事やゴツメとのシナジーを考えて、配分はASベースに変えました。特性はすり抜けと迷いましたが、ポリゴン2にトレースですり抜けを奪われる事を嫌ってクリアボディにしています。すり抜けでないとラプラスが非常に重くなりますが、今期はラプラスがいないと信じて潜りました(結果的には2回マッチングしましたが、どちらも弱点保険ではなかったのでなんとかなりました)。
続投枠です。前期同様ポリゴン2辺りに後投げして雑に火力で崩しにいきます。ダイジェットを1/4に抑えられる事もあり、ポリゴン2がいない場合もダイマ凌ぎの三角交代のパーツとしても重宝しました。
前期よりも刺さりは悪くなりましたが、最終日付近に増加した電気or鋼が通っているエースバーンゴリランダーを主体とした対面構築に無類の強さを発揮できる為、構築の軸足るパワーがあると感じて採用に踏み切りました。実際最終日にマッチングした構築の3割程度はそれに準ずるものであり、想定通りに勝ち数を稼げたので良い判断だったと感じます。
ドラパルト同様ポリゴン2を誘ったり、エースバーンに受け出ししたり、適当に舞って抜きエースになったりなにかと便利な枠です。ジバコイルとの補完が良く、主にジバコイルを通す時のクッションとして選出していました。
型はS1↑でエースバーンを抜く意味がほぼなくSを落とした事と、地震をアイへに変更した事以外は前期と同じです。アイへ採用の理由はダイマ+ミミッキュ+ウーラオスを後攻ダイマで捲る為ですが、それらは大体後述のトゲキッスで倒せるので、重いジバコイルを落とす地震のままでよかった気もします。アイへのおかげで勝った試合もあるので断言はできませんが…
ウーラオスメタです。前期に「ウーラオス入りに耐久キッスを投げてサイクルを回す」動きが流行っていたらしいですが、打ち分け出来る有効打持ち(襷)に苦しい択が発生すると考えたので、後出しするだけで襷を潰せるゴツメを持たせたトゲキッスを使用する事としました。この枠はゴツメピクシーも試していましたが、汎用性の高さ(スタンに出せたりゴリランダーに投げられる)を考えて、対応範囲の広い普通のマジフレ朝の陽射し型にゴツメを持たせた型としています。ただしウーラオスメタとか言っておきながら、暗黒強打+ダイスチル(ダイサンダー)で落ちるので、HB振り切りの電磁波朝の陽射しもありかと思います。幸い前期は1度しかされなかったので最後まで使い続けました。
少し上で触れましたが、多かったダイマ+連撃ウーラオス+ミミッキュでは水流連打の削り→ミミッキュの影撃ちで後発耐久キッスをゴリ押しにくる人が多かったので、それらの並びは後発キッス→朝の陽射し連打で簡単に裏の詰めプランを崩す事が出来、イージーウィンに繋がっていました。その手のミミッキュはアッキ型が多く、大体のミミッキュはトゲキッスで抜けている(上からエアスラが通る)のでかなり分の良い確率で勝つ事が出来ます。
上記の通りパッチラゴン受けです。元々この枠は前期同様チョッキカバルドン(エッジ→雷の牙)でしたが、ジバコイルを主軸とする以上三角交換+ダイウォールで相手のダイマをいなす展開が増えると判断した為、似たような攻撃範囲を持ちつつ受け出ししやすい耐性をもったドサイドンに変更した形です。ここまで受け構築が重めな事とダイウォールを選択したいことから、剣舞持ちの準速で使用しました(なお殆どのエアームドに抜かれていた為、ドサイドンミラーで活きた事しかないです)。
このポケモンを入れると強運キッスを呼びまくる為、ジバコイル引き→ドサイドン引き→ダイウォール→草結び透かしつつ突破という動きを想定していましたが、そもそも初手でダイバーンを撃たれたり(初手ギャラだと特に、ドラパルトなら身代わりでケアできるのでまあ)草技がソラビだったりと殆ど通らなかったのは微妙でした。しかし、地味に鬱陶しいマジフレ朝の陽射しキッスを強烈に牽制してくれたのでドサイドンである必要はあったと思います。
ドラパルトやリザードンを倒して欲しい(願望)のと、耐性受け出来ない相手の先制ダイマを枯らす為に入れました。基本選出に絡んでこないので、選出が2枠で完結した時に雑に投げるクッション的な役割です(ガオガエン+積みはケアされやすいので殆どしません)。その為ドラパルトとの補完等は考えずに、出来る事を少しでも増やせる最遅個体(カバルドンの欠伸ループ切り)で使用しました。
技構成はドラパルトに遂行するDDラリアットとミミッキュを誤魔化しつつエルフーンへの打点となる嫉妬の炎、採用理由の守るに暇な時に押せる捨て台詞の4つです。嫉妬の炎で焼いた事は一度もないので、火力重視の火炎放射でよかった気はします。
【重いポケモン/並び】
まともな対策が何一つとしてないです。明確な出し負けをしないようにして、適当な奴を眠らせつつ頑張って倒します(実際割となんとかなりました)。
まともな対策が何一つとしてないです。こちらのジバコイルをうまく使って削りを入れ、トゲキッスorドラパルトの圏内に入れてなんとかします。
・ミトム+地面(特にカバルドン)
ドラパルト以外に両者に一貫して殴れるポケモンがいません。釣り交換等でミトムにジバコを合わせ、ラスカかボルチェンのじゃんけんをして頑張ります。
ポリゴン2を釣り続けてジバコイルでゴリ押します。大体無理なので、イカサマない願望でドサイドンの剣舞で崩しに行ってました。
ポリゴン2をジバコイルで処理してギャラドスでドリュウズを見る構築なので、ジバコイル受けがドリュウズの場合は最悪です。釣り交換を決め続けた上でドリルを避けないと勝てません。
特にキツかった奴を書いただけなのできついポケモンは他にも沢山います。
【結果】
TN:ルシア…最終3位
【後語り】
今期は本当に勝てずに最終日前日まで最高レートが198×という焦燥感溢れるシーズンでしたが、最後の最後に一気にレートを盛れて一安心しています。結果的に最終3位という良成績を残す事が出来て非常に嬉しいです。なんとなく収まりが良い、王冠コンプリート(1〜3位を各一回ずつ取る)を2世代連続で取れたのもよかったです。勿論勝負弱さの改善(216×から潜った3戦全部落とした)という課題はありますが、それらを抜きに取り敢えず今は喜びたいと思います(2期前との既視感)。
来期は個人的に好きなルールである制限シングルなので、より一層頑張ろうと思います。最終日はかなり厳しい(詐欺とかじゃなくて3時には寝ないと世界が終わる)ですが、やれる範囲でしっかり伸ばしていければ良いですね(´ー`*)ウンウン
【スペシャルサンクス】
・「サカナクッション構築使うぞ!!!」と叫んでた時に色ヨワシをくれてモチベーションを上げてくれたでぃーさん(パーティからは抜けた)
・深夜にメンヘラかましてた僕を生暖かい目で見守ってくれたTLのみんな
・対戦してくれた方々
質問等はTwitter@poke1800_almondまで