S15で使用予定だった構築を供養します。最終使用構築と平行して考察しており、刺さりの良い方を最終日使う予定でした。
【構築経緯】
1.スカーフハバタクカミの初手性能に注目して軸としました。
2.スカーフハバタクカミを初手置きする上で、スカーフ連撃ウーラオスに蜻蛉を押してほしかった事とテラス水流連打を拒否したかった事から、水の一貫を切れる中で最も強い井戸オーガポンを採用しました(結果的にここが失敗でした)。
3.カミオーガポンを軸にする上で、電気の一貫を切りたかったのと眼鏡偽装をしたかったので、クッション用のHDランドロスを採用しました。全体的に崩し性能が足りていないので、チョッキではなくステロ挑発を使えるオボンです。
4.ドヒドイデ絡みを筆頭とした毒菱構築が非常に辛かった事とディンカイサーフにまともに勝てなかった事から、両者に纏めて有利が付く毒テラスケショトドロクツキを採用しました。ランドと組ませることで中途半端な受け構築は大体突破できます。
5.ここまでパオウーラを倒す気が無さすぎたのでアローラキュウコンを採用しました(諸説枠)。
6.色々足りない穴を埋めるために試行錯誤した結果、テツノカシラを突っ込んで完成としました。
7.回しながら足りない要素を補完した結果、軸のカミオーガポンを解散して全く別構築に生まれ変わりました(https://almond-beginer-1500-ibaru.hatenablog.com/entry/2024/03/01/154726)
【個体紹介】
-調整
・A200連撃ウーラオスの水流連打ほぼ耐え
・最速ランドロス霊抜き
・あまりC
-解説/補足
初手駒。井戸ポンと併せて連撃ウーラオスのスカーフ蜻蛉を誘発し、そこを上から倒してイージーウィンを取れると感じて採用しました。現実には眼鏡カミの圧力が高すぎる関係で(多分)、普通にテラス水流連打を撃たれてアドバンテージを取るどころか負け一直線になりがちでした。初期案(S11の構築)同様に、大人しくオーガポンに引くか蜻蛉読んで突っ込む眼鏡が正解なのでしょう。
テラスタイプはステラ。オーガポンが最速の関係上、チャームカイリューを多少削れる事が多い=上からテラバーストで縛れる盤面が多いと踏みました。
-調整
・HDにいっぱい
-解説/補足
いつものランド。妖テラス地震でワイドブレイカーカイリューに気持ち良くなれる事以外は普通です。でも炎なら勝ってた場面の方が多いので微妙でした。楽しいですが。
-調整
・最速
・赫月ガチグマに対する剣舞テラス蔦棍棒の乱数及び、赫月ガチグマ/ブリジュラスへの剣舞馬鹿力の都合が良い程度
・テラス時、C205赫月ガチグマのテラスブラッドムーン+真空波耐え
-解説/補足
神だった枠。剣舞じゃれでカイリュー/トドロクツキ/タケルライコを突破し、剣舞馬鹿力で無テラス赫月ガチグマ/ブリジュラスを破壊します。非テラスでも動きやすく(特にvs赫月ガチグマ)構築にマッチしていましたが、上記の通り井戸ポンの選出圧力に疑問を抱き始めたので解雇となりました。
-調整
・S2↑で最速エナジーツツミ抜き
・ステロ+A1↑叩きで197-116カイリューを倒せる
-解説/補足
上記3匹ではドヒドイデ絡みがあまりにも辛すぎたので採用しました。毒テラスで毒菱耐性を付けつつ叩きでサイクルに負荷をかけるのが非常に強く、ランドのステロ挑発と併せて受け攻め両立パーティに対してどちらの選出でも優位に立てる(選出択になりづらい)のが偉かったです。汎用性を求めた結果、純正受けとチオンジェン絡みには勝てませんがそこは別枠でカバーします。
エース運用を想定してA厚め配分ですが、ステロ+舞叩きでカイリューを縛りに行く展開は無かったので最終構築ではAを削ることになりました。まあスケショ撃つよねと…
-調整
・最速ガブ抜き
・A200連撃ウーラオスの水流連打の都合が良い程度
-解説/補足
カイリューパオウーラ受け。オーロラベールでオーガポン/トドロクツキのエース運用サポートをできるのが偉いと感じてキュウコンを選択しました。が、前提的にタイプ補完が悪く、どのポケモンからキュウコンに引いても展開が微妙になりがち(カミキュウコンと投げるとアイへカイリューが辛い、ランドキュウコンだとパオウーラに対してじゃんけんなど)だったのでしっくりこないままでした。前期(S14)で使っていた粘土持ちで初手置きするのが良かったのかな?とも思います。
-調整
・最速
・SブーストするなかでC最大
・A特化カイリューの地震+神速が良い感じの乱数になる(確か)
-解説/補足
補完枠。受けループをツキランドカシラで頑張れば崩せる事、ランドが氷テラバで出落ちした時の切り返しになる事、単純にSが高くスイーパー運用が出来る事、タケルライコのストッパーになれる事を評価して採用しました。普通に強かったです。
が、各要素を分解していった際に、
・vs受けループ→鬼の立ち回りになるのが辛くて未来予知カシラを試した時、地割れの一貫が気になってラティ兄妹に変えたらもっと楽になる事に気づいてしまった。
・vs氷テラバ→そもそも特殊受けを炎枠と分散させれば良いことに気づいた。
・vsスイーパー運用→ハバタクカミを介護した方が強かった。
・vsタケルライコ→ラティ兄妹がいればもっと楽だった。
と、別にカシラ一匹に押し付ける必要がなかった(怪しい枠の変更で分散できた)ので解雇に至りました。単体として強かっただけに惜しくはあります。
【所感】
S12~S15終盤までスカーフカミ+井戸ポンを擦ってきましたが、結局じゃんけん以上の何かになれた感じがしませんでした。正直大体のシーズンで裏選出ばかりしたのにこの並びに固執してしまっていた感があるので、次は終盤刺さっている選出(構築)に柔軟にシフトできればなぁ…と思います。S15はそれがうまくできましたし。
このゲームは本質的に、
・強いポケモンを刺さってる型で使う
・刺さってるポケモンを強い型で使う
のどちらかを出来た人が勝つので、後者を選択していた僕が、「刺さってなくなったポケモンを使い続けたのが悪い」という当然すぎる結論なんですがね。
【おまけ】
・S12
→パオウーラに投げれて毒菱回収できる最強ポケモンのハリーセンに注目。今期ゴツメウーラオス+毒テラトドロクツキに要素分解されることになった。
ちなみに、ゴツメハリーセンめっちゃ強いです。今でもちょくちょく使う程度には。
・S13
ブエナトドロクツキ+キュウコンランド
→粘土キュウコン+ランドで適当に盤面を作り、アクロ/身代わり/竜舞/羽休めのトドロクツキで無双する構築。欠伸ガチグマを完全に起点化出来るのがめちゃくちゃ強かった。竈ポンの軽視で敗北(速い竈ポンのテラス蔦棍棒でキュウコンが出落ちしまくった)。
・S14
ランドカミオーガポン(同上)