お疲れ様です。アーモンドです。
S2で最終7位を取ることが出来たので記事にします。終わったルールなので簡易的に。
※最終的に使用した個体を記載していますが、途中で微妙に型は変わっていました。
【構築経緯】
1.S1の構築記事が出回り強いポケモンが周知された結果、スタン系の構築にマスカーニャの通りが非常に良くなっていたので主軸として選択する事としました。参考として前期の記事を漁ったところ、ぱんだこったさんのマスカーニャカイリュー(https://note.com/ppaann/n/n7decfbf68d65)が求めていたものに近かったので、軸の2匹(+スカーフサーフゴー)を真似ました。
2.軸の2匹+スカーフサーフゴーでは蔓延していた飛行テラスカイリューに安定して勝てなかったので、カイリューに型問わず1度の後だしが可能なクッションとしてヘイラッシャを採用しました。それに伴いマスカーニャの技に蜻蛉返りを採用し、マスカーニャカイリューヘイラッシャ(高速蜻蛉+欠伸クッション+積み)の選出を行いやすいようにしました。
3.残りは補完枠です。マスカーニャが出せない時の初手要員が欲しかったので襷キラフロルと、受け崩し枠が欲しかったので眠カゴサザンドラを採用しました。ここはぱんだこったさんの記事にある「重いポケモン」を意識しつつ埋めました。
4.スカーフサーフゴーが完全に腐っていたのと、ミトムの激増でカイリューが通らない試合が多かったので、サーフゴーを悪巧みの積みエースに変更して構築が完成しました。
【個体紹介】
(妖)マスカーニャ@拘り鉢巻 変幻自在
陽気:140-92-92-0-12-172
実数値:169-142-102-×-92-181
技構成:叩き/じゃれ/けたぐり/蜻蛉
-調整
・上記のぱんだこったさんの記事からH-2、DS+1
※竜舞カイリューを抜ける可能性が生まれる為
-解説/補足
パクリ1。流行りのポケモン達に強く、高い対面性能と対面操作を両立できる初手要員として採用しました。明確な裏目(マスカーニャミラーやステロ展開が必須な場合)がない限りは初手に置き、このポケモンから展開していきます。基本対面に通る技を押しているだけで強いですが、適当に技選択すると積みの起点になりがちなのには注意が必要です。
技構成は霊への打点の叩き落とす、竜への遂行技のじゃれつく、ドドゲザンとセグレイブを倒すけたぐり、対面操作の蜻蛉返りの4つです。トリックフラワーは一貫性が低く使いづらかったので切りました。
テラスタイプは妖です。後述のヘイラッシャとサイクルを回す時に竜の一貫を切りたかった事、初手のドラパルト/マスカーニャ対面で強引に突っ張る選択肢を作る(マスカーニャの個体数が多く、出てくるかもわからないマスカーニャを見るだけで選出を渋るのが弱かった為)事、単純に耐性変化により打ち勝てる範囲が広い事が理由です。じゃれに後投げしてきたHBカイリューに対し、じゃれ→妖テラスじゃれで等倍テラスカイリューを押しきれなくはない(やりたくはない)ライフハックもあります。
意地:196-148-4-0-4-156
実数値:191-190-116-×-121-120
技構成:テラバースト/地震/竜舞/羽休め
-調整
・S1↑で最速ゲンガー抜き
・ステロ+A1↑テラバでH振りカイリュー確定
-解説/補足
パクり2。配分を自分好みに変えた事と、サブウェポンを地震に変えた(サーフゴーとドドゲザン意識)事以外ほぼ同じです。ステロを苦にせず単体性能が高いエースとして雑に強力でした。テラスタルの優先度が低いマスカーニャとの相性の良さは抜群です。
(飛)サーフゴー@カムラのみ 黄金の身体
図太い:212-0-116-4-4-172
実数値:189-×-143-154-112-126
技構成:ゴールドラッシュ/シャドボ/悪巧み/自己再生
-調整
・HBベースで適当
・遅いサーフゴー、カイリューを抜ける程度
-解説/補足
サーフゴー枠です。カイリューを通せない範囲に刺せる積みエースが欲しかったので悪巧み型で採用しました。上から叩かれて潰されがちなポケモンな為、展開次第で有利不利を覆せるカムラのみ持ちです。特にカイリューに対しては、対面(若しくはマスカーニャの蜻蛉でマルスケ剥がしつつの着地)悪巧み→シャドボ→カムラ発動ゴルラで最低限の勝率を確保する事が出来るのが優秀でした。机上論以上にきのみは発動したので、カムラだけではなくズア等のきのみも使い方次第では強そうに思えます。
技構成、配分、テラスタイプはテンプレです。
(妖)ヘイラッシャ@残飯 天然
腕白:252-0-132-0-124-0
実数値:257-120-167-×-101-55
技構成:ウェーブタックル/雪雪崩/欠伸/守る
-解説/補足
マスカーニャが不利対面を取った時の引き先として採用しました。天然+欠伸で拘りマスカーニャの隙をカバーしたい事と、カイリューにある程度強くあって欲しい事から一般的なHB残飯欠伸型としています。
竜の一貫を切りたい場面があるので、テラスタイプは妖です。前述のマスカーニャかこのポケモンでテラスタルを切り、竜の一貫を切りつつ欠伸守るで詰めていくのが読まれづらい詰め筋として重宝しました。
(霊)キラフロル@気合の襷 毒化粧
臆病:4-0-0-252-0-252
実数値:159-×-110-182-101-151
技構成:パワージェム/マジシャ/マッドショット/ステロ
-解説/補足
ステロ要員です。テラスタルを必要とせず、仕事量が安定する事を評価して採用しました。連続技で襷貫通されない数値にS操作技、特性の毒化粧と強い要素が多いです。
技構成はほぼ必須のステロ/マッドショット/マジシャに加え、安定一致打点のパワージェムとしました。何故かウルガモスやカイリューがテラスタル無しで突っ込んでくるので、使用頻度は高かったです。
(霊)サザンドラ@カゴのみ 浮遊
控えめ:236-0-100-0-0-172
実数値:197-×-123-145-110-154
技構成:悪波/炎の渦/眠る/挑発
-調整
・最速セグレイブ抜き
・あまりHB(総大将1回発動時の特化ドドゲザンのアイへ2耐え程度)
-解説/補足
崩し枠として採用した最近流行り(?)の炎の渦サザンドラです。残飯が余っていなかった事と、欠伸や毒々に後投げから崩しにいける事に魅力を感じて眠カゴにしました。身代わり残飯を警戒する相手のメタを掻い潜れるのが強力で、受け系の構築には強く立ち回る事が出来ました。
配分は適当ですが、ドドゲザン相手に炎の渦→悪波→眠る(不意打ち透かし)→悪波→悪波で頑張れそうな雰囲気を出すことにより、ドドゲザンをみても選出を渋らないようになるので悪くはないと思います。
受け意識で最終日はこの型にしましたが、受けを切っていいのであれば珠3W+挑発型が構築と一番マッチしていると思います。ステロキラフロル→挑発珠サザンドラ→積みエースの流れがとても強力です。
【選出】
→基本選出。マスカーニャ+ヘイラッシャで様子見しつつ場を荒らし、カイリューかサーフゴーでのスイープを狙います。
・キラフロル+@2(マスカーニャ以外)
→裏選出。ステロを撒いて殴っていきます。
【後がたり】
SVでも1桁とれて嬉しいです。これからも元気な老人枠として励みます。
質問等はTwitter:@poke1800_almondまで