ポケモン日記

ポケモンのことを時々書きます

最速における同速の思考1

寝る前の暇つぶしにコラムっぽいやつでも。自分への戒めも兼ねて。


【前語り】
ポケモン対戦において、素早さと言うのは非常に重要な要素です。ほかのステータスと違い、1の差で上を取ってるか下を取っているか、はたまた同速かの3つに明確に分類できます。上を確実に取る(下を確実に取る)ことで明確に指標を持って行動できることは、対戦を優位に進める上で欠かせないことです。具体的な例をあげると、6世代で流行した最遅ガルド抜かれ調整や最速メガゲンガー抜き調整などです。ギルガルドはSを58未満にできないため必ず下を取って行動できる(=相手に攻撃されたら、こちらはブレードフォルム状態で攻撃できる)、メガゲンガーはS200より上にできないため必ず上を取って攻撃できる、と言った感じです。このような、ほぼ100%間違いなく(黒い鉄球などもありますが…)上から(下から)行動できる状態は、ある程度対戦経験があるプレイヤーなら幾度となく遭遇したことがあると思います。そしてその裏で、どちらが先に行動するかわからないと言う状況にも幾度となく遭遇したはずです(というよりその2パターンしかないし当然ですね)。
そのSがどちらかわからないという中の同族のパターンについてですが、60族/100族/130族を例に挙げるとわかりやすいと思います。S60族やS100族や130族なんかのポケモンを使っていると、毎試合と言ってもいいような頻度で「どちらが上を取ってるかわからない」というケースが発生します。S60族の場合は、最速にするケースは比較的少なめで(環境にいる60族近辺が高耐久が多いため)イタチごっこになっているパターンが多く、「これくらい振っておけば大体抜けているだろう」と言った曖昧な基準でも戦いとなります。これに関しては対戦数を多く重ねた経験則や情報が物を言いますね。構築記事を見ると「シーズン◯◯の記事を読み漁った結果、△△というポケモンはS××が最高だったためそれ+1まで振った」という文も時々見たりします。
一方100族の場合は、最速を取っている(=最悪でも50%で上を取れる)というパターンが少なくない頻度で発生します。130族に至ってはお互い最速を取っていること前提で立ち回ることもザラです。カプ・コケコとメガゲンガーの初手対面などは7世代の風刺画に乗りそうまでありますね。その時に「50%で勝てるから突っ込もう」と考えるプレイヤーと「50%で負けるから引こう」と考えるプレイヤーが存在します。100族の場合は「突っ込むために最速にした」って言うパターンも見聞きしたこともあります。しかし、7世代はレート差マッチングが多く起こり「50%で勝っても一定以上までレートが上がらない」という事態が起こり得ます。僕自身が経験したことも、知り合いが経験してるのを見たこともあります。そうなると、同速は避けるのがベターという考えになり「同速しないなら最速にする意味なくない?」と考えになり、Sをあえて削るという戦略が発生します。同速を避け続けられるならそれがベターかもしれません。
しかし、構築記事を読むと最速を取っているポケモンを使っている方は数多く存在します。上の戦略が必ずしも正しいわけではないという実例が一瞬で出てきましたね。最速のポケモンを採用することで生まれるメリットが大きい、と判断している方が多いという実例でもあるので、その生まれるメリットについて考えるということが今回の本題です(やっと本題出てきた^^;)。


って言いたいけど眠いからまた明日ね