S3の構築時の思考です。
鬼火外しが運負けなのかどうかは正直採用側にも問題があるので微妙なところですが、取り敢えずここではわかりやすいように運負けってことにしてます。
初手の出し負けがきつい傾向が、さらに進行していると感じたため、初手で出し負けをしづらいことを最優先にしました。
鬼火リザxは、初手の役割対象に引かれないため85%でほぼ確実に出し負けせずゲームメイクができる点が優秀です。D方面に厚めに耐久に割いたことにより、明確に出し負けと言える相手はアシレーヌとマンダくらいです。スカーフランドにも若干不利をとりますが、環境にスカーフランドが少ないと思い、初手ランド対面でほぼ確率通り(85%)で鬼火を通せると考えたのですが、実際その通りでした。
ゲンガーは、メガしてサイクルカットが凄まじく強力であるので、守るを押しただけで初手の出し負け以上のアドバンテージを得られるまであります。ちなみに、今期の初手ガルゲン対面はほぼ100%素猫をされたので、守るから入ってました。
あと、レート差マッチングが頻発し命中不安を嫌う人が多く、鬼火は敬遠されがちな傾向があったため、環境的に刺さっていたにも関わらず読まれづらかったのが勝因のように感じました。確かに、レート差で鬼火外しで負けることもありましたが、それ以上に85%で勝てる試合が多く、対戦回数を稼いで流れが来る(鬼火を外さない)のを待つことにかけました。実際、この構築が固まってから150戦ほどしましたが2070スタートで2040を下回ることは1度もなかったため、85%という確率の上揺れを期待するのは間違ってなかったと思います。
鬼火を主軸にするに当たって、前述の通り上揺れを期待したわけですがそれ以外の運負けは避けるために、残りはできる限り命中安定で固め、レヒレの採用(ミストメイカー)と上から叩けるポケモン(スカガブ、高速移動レボルト)を入れたのは、後付けの理由にはなりますが正解だったと思います。最終日には、ガブの岩雪崩を1度も撃ちませんでしたし(多分)、鬼火以外の運負けはカグヤの宿り木外しくらいで収まったのが良かったです。(ガブの雪崩はコンセプトを考えると岩封の方が良いのではないかと言われそうですが、リザyに耐えられて負けるのが嫌だったのと、むしろ運勝ちを拾える可能性の方が高いと感じたのでそのまま入れてました。)
雑ではありますが、大体こんな感じのことを考えながら組んでました。何かの参考になれば幸いです。