こんにちは。アーモンドと申します。
今回はサンムーンのs2で、自身初となる2200を達成することができたのでその構築を紹介したいと思います。長いですが読んでいただければ嬉しいです。
また、スマホからの閲覧推奨です。
以下常体。
簡易版↓(中身だけ知りたい人用)
http://almond-beginer-1500-ibaru.hatenablog.com/entry/2017/03/21/130714
【使用構築】
【構築経緯】
シーズン中盤にフォロワーの方に、チョッキドリュウズが強いと聞いたので、興味本意で採用するところからスタート。
はじめに、攻撃面での補完が取れて高数値なメガボーマンダの採用を決めた。それと同時に、自分が最も信頼を置くz技枠のポケモンであり、補完が取れているカプ・レヒレも採用した。
しかし、その後この3匹を軸に取り巻きを変えて試運転したが、ドリュウズが消耗しやすく事故が怖い点と、ドリルの命中でレートが上下する点が終盤の追い込みで不利を取ると判断したため、基本選出にドリュウズを入れることを諦めた。
そんな時、チョッキドリュウズを勧めてくれたテイルさんの構築記事(http://tailpoke.hatenadiary.jp/entry/2017/03/08/003531)を読み、「偽装の駒として採用するのなら、選出誘導+ピンポイントな役割でもドリュウズを活かすことができるのでは?」と思い、偽装砂パを組む方向へとシフト。
偽装砂パを組むことに決めたため、砂起動要員の3匹の中から型の豊富なバンギラスを選択。そして、残りの2匹は砂パでよく見るメンツで環境に刺さっていると判断したフシギバナと、ドリュウズを基本選出に組み込まない都合上、テテフストッパーが欲しかったので鋼枠としてエアームドを採用。
最後に、試運転でエアームドがテテフに勝てないことが判明したため、エアームドを同タイプでテテフに役割を持ちやすいテッカグヤに変更して完成した。
【個別解説】
バンギラス@たべのこし 砂起こし
慎重:252-12-12-0-204-28
技構成:追い討ち/岩雪崩/毒々/守る
バンドリ偽装の要1。
5世代の遺物であるバンギムドーのバンギを少し弄ったもの。バンドリ偽装をして、型を読み間違えさせた時に一番アドバンテージを取れるのは、サイクルカットの追い討ちと毒による高耐久潰しだと思ったためこのような構成になっている。
主な役割はリザy&ウルガモスを後出しから処理することと、ゲンガーをある程度誤魔化すこと。両刀マンダに毒を入れて、後述のカグヤと併せて守る連打で毒殺することも多々あった。
調整はメガゲンの気合玉耐え。晴れ下の臆病リザyの放射+ソラビを残飯込みで確定耐え(文字+ソラビは残飯2回で確定耐え)。A+2パルの氷柱針を超高乱数耐え。砂ダメ+成功追い討ちでHSメガゲンが高乱数で飛ぶ。
選出率は55.8%で3位。
ドリュウズ@チョッキ 型破り
陽気:44-156-4-0-84-220
技構成:地震/アイへ/岩封/つのドリル
バンドリ偽装の要2。
テテフ+ミミッキュのような、テッカグヤが過労死してしまうような構築に出していく。基本的には、ドリルをラス1対面でもない限り撃たないように立ち回るのが勝率を安定させるポイント。
ただし、ボーマンダを選出できないときのメガバナの処理と対受けルではドリルを積極的に狙う。マンダ以外では、ドリルでしかバナを突破できないことと、上位の受けループ使いはプレイングスキルが極めて高いため、下手に試行錯誤するよりドリルを撃った方が勝率が安定する。立ち回りが甘い受けループは後述のマンダ+レヒレで崩すことが可能なので、ドリルを外してもレート差で負けにくいからこそのドリル。
調整はORASの頃使っていたチョッキドリュウズのAを削り、Sを準速ミミッキュ抜きまで伸ばしただけ。
選出率は27.4%で5位
ボーマンダ@メガ石 威嚇→飛スキン
無邪気:4-140-4-108-0-252
技構成:捨て身/ハイボ/身代わり/羽休め(最終日以外は竜星)
バンドリ偽装の要3。
他の5匹でどうしても辛かった、ドヒドイデとグライオン入り受けループと剣舞カミツルギへの回答として使用するためにこの技構成。また、ジャロ始動の分身バシャバトンにも初手に身代わりから展開することでイージーウィンできたり、オニゴーリへささやかな抵抗ができる。
調整はAが無振りリザyを捨て身で確1。残りC。
選出率は19.2%で6位
フシギバナ@石 深緑→厚い脂肪
図太い:252-0-100-32-52-72(めざ炎個体)
技構成:ヘド爆/めざ炎/宿り木/光合成
本構築の要。
基本選出の一角で、バンドリ偽装で誘った相手に強いことと相まって、驚異的な詰め性能を誇る。バンギラスの追い討ちや毒、後述のテッカグヤの宿り木やゴツメと組ませて、バナを突破不能にさせるのが基本戦術。バナを並べることで、拘りテテフの動きを極端に制限させられる悪タイプを基本選出に取り込めたのは大きい。
技構成はヘド爆/宿り木/光合成については、バナの詰め性能を考えるとほぼ必須。ラス1はナットレイとハッサムがきつかったので、焼却できるめざ炎。一応カミツルギにも打点が取れる。
調整は意地ガブの逆鱗2耐え。臆病リザyの晴れオバヒを最高乱数切り耐え。
選出率は74.6%で1位。
カプ・レヒレ@水z ミストメイカー
図太い:220-0-44-204-12-28
技構成:ドロポン/ムンフォ/怒り/挑発
耐性が非常に優秀で、アタッカー気質の調整でもサイクルの補完として扱えるポケモン。
役割はカバ展開の阻害とバシャの処理、全体に削りを入れてマンダの一貫を作る、水zによる1:1以上の交換、受けループへの誤魔化し。といったように、基本選出で詰めることができない場合に出す便利屋。
調整は一舞ガモスを水zで高乱1。特化メガゲンのヘド爆やC2↑のメガルカリオのラスカをだいたい耐える。意地ガブの地震超高乱数2耐え。バナとSラインを同じに設定しているため、バンギの砂ダメと併せてS判定ができるのがたまに役立つ。
選出率は49.2%で4位。
テッカグヤ@ゴツメ ビーストブースト
腕白:252-4-252-0-0-0
技構成:ヘビボン/鉄壁/宿り木/守る
基本選出の1匹で、物理受け担当。
環境に跋扈する、メガボーマンダやメガガルーラと言った高火力物理アタッカーの削り要員。エアームドと違い、高速回復ソースがないため過労死しやすいが、テテフで半壊するよりはマシ。過労死を避けるため、メガバナの宿り木やバンギラスの毒守と併せて負担を分散させなければいけないのが難しいところ。
持ち物はメタグロスとグロパンガルが極めてきつかったので、接触するだけで圧力をかけられるゴツメ。技構成は、採用理由であるヘビボンと宿り木、守るは確定。残りは詰めに使える鉄壁。
放射を切った弊害として、メガハッサムやカミツルギを焼けないのがとてもきつい。
選出率は73.6%で2位。
【基本選出と簡易的な立ち回り】
・バナカグヤバンギ
最も選出率が高かった並び(というより、2100↑の対戦では8割方これ)。
3匹全てが詰ませ性能が高いため、選出画面でどのポケモンで詰ませるか決めて立ち回ると動かしやすい。大抵は、バンギの追い討ち&毒で削りを入れてバナで締めるパターン。マンダ軸には、バシャがいない限りはほぼこれ。
・バナレヒレ+バンギorカグヤ
バシャ入りに対する選出。
多くバシャ入りにはガルーラが同居していたため、大抵カグヤを添えていた。
・マンダレヒレドリュウズ
ほぼvs受けループ専用。
前述のとおり、立ち回りが強い人にはドリルにかけるパターンでいったほうがベター。いくら立ち回りが強くても、1匹崩せばマンダで詰むことはザラにある。
・レヒレバンギカグヤ
バンギカグヤで受け回しがききそうなパーティに、バシャーモが添えられているときはこれ。
・バナカグヤドリュウズ
テテフ+ミミッキュが並んでいて、バナカグヤで受け回しが可能な場合はこれ。大抵はバンギラスの補助が必要なのであまり出さないが、50戦に1度くらいの頻度で刺さる。
【要注意ポケモンとその立ち回り】
・リザードン
このパーティにくるのはほぼ間違いなくyなので、一点読みするレベルで割り切る。
リザyに対しては、きあいだまを非考慮でバンギラスを投げて処理するのがベター。ただし、メガ前にバンギを後投げしてしまうと天候を取られてしまうので、HPマックスのバナと対面したら光合成から入る。テッカグヤと対面したら守るから入る。などの方法で、早くメガ進化させるのが大事。
控えめリザyに一回だけバナを飛ばされたが、事故と割り切るしかない。
・ゲッコウガ
メガ進化した状態のバナ以外誰も後出しできない。初手が絶対的に読める場合でなければ、強引にバナを初手投げしさっさとメガ進化するのが吉。
・メタグロス
テッカグヤが過労死したらゲームセット。HP管理が重要。一応思念を切っていたらバナで勝てる。
・ウルガモス
バンギを後出しで処理する。さざめき程度なら残飯込みで2耐え可能な上、舞草zも乱数で耐える。ただ、周りで消耗させられるときつい。
・テッカグヤ
バナでしか処理できないのでバナの選出が強要される。エアスラだときつい。
・ボーマンダ
型がわからないのが面倒。
即バンギ後投げ→守るorカグヤ引きで型を判別するのがベターだろうか。両刀地震持ちは強引にバンギで毒を入れないときつい。
・ボルトロス
格闘zでチョッキドリュウズやバンギラスが即死する。バナで削るしかない。
・ゲンガー
バンギかドリュウズがいないと勝てない。鬼火を持っていなければいいが、持っているor気合玉搭載は非常に厄介。鬼火は一応カプ・レヒレとバンギの組み合わせで対処可能。
滅ゲンは、追い討ちバンギラスで1:1取らせてくれるのでカモ。だいたい裏はバナで詰んでる。
・ヒードラン
バンドリマンダにヒードランはこないやろと思って、だいたいクソ舐め選出するのでこられるととてつもなくきつい。
けど、9割方こないし大抵なんとかなる。
・飛行zランドロス、ギャラドス
バナで一回突っ張った瞬間にゲームセット。カグヤに引けば対処できるが、一度突っ張ることも多いのできつい。
・ガルーラ
大抵初手でバナと対面するので、一回宿り木からのテッカグヤ引きが比較的安定する。
宿り木外しや、グロ雪崩は知りません。
・竜zガブリアス
テッカグヤで頑張って積む。
・吠える剣舞ガブリアス
カグヤが頑張って2連守る決めるか、レヒレと対面させる。
・呪いミミッキュ
諦めて初手で1:1とり、残りで頑張ってサイクルを回す。
・襷/格闘zテテフ
初手で出し負けたらきつい。出し負けなかったら問題なし
【無理なポケモン】
対策を切ってるので、マッチングしたら割り切って降参するポケモン達
・悪巧みサイキネボルト
終盤増えて辛かった。
・虫zウルガモス
偶に見た。
・草zヒードラン
・飛行zテッカグヤ
・エスパーzゲッコウガ
・身代わりスイクン
【総括】
ここまで読んでくださった方ありがとうございました。
今回はバンドリ偽装ということで、サイクルを回せる範囲を広げるのではなく、相手に選出させる範囲を狭めることでサイクルの安定感を増やすというのをコンセプトとして組みました。
当然通常のサイクルより切ってる範囲は広いのですが、経験則である程度カバーできるのが選出誘導の強みなのだと思います。こういった選出誘導に重点を置いた形のサイクルパーティでもそこそこやれるんだなぁと思っていただければ幸いです。
最後になりますがS2お疲れ様でした。
今期は自身初の2200達成、最終1ページ達成というORASからの目標を達成できたことを嬉しく思います。来期もこれくらいやりこむかは未定ですが、ポケモンをやめるつもりはないのでまた来期もよろしくお願いします。
p.s.構築記事のリンクを許可してくれたテイルさん、ありがとうございました。
使用ROM
TNアーモンド…最高2195最終2126(57位)
TNcoconut♪♪…最高最終2212(7位)
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